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ぼっちサークル『Re.set』の活動履歴
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突然ですが、ツイッターでまわっていた『あのマグカップ』買いました(ミーハー)



A5本ばかりつくっていたのでA5は裁ち切り3mmの原稿サイズをソラで言えるのですが、
B5サイズの本はまだまだ作り慣れてないので、毎回毎回「B5サイズ」と検索をかけてそれから左右上下3mm足してかける2して背幅足したのが表紙でえーーーーーーっと・・・・・・とかまどろっこしいことをしているので、このマグカップのおかげでその5分ほどの時間が短縮できそうです。
 ちょっと残念なのが、黒(K)のパーセンゲージ表の色がちゃんと出て無かったことですかのう(茶色っぽい) 

 さてさて、今、冬コミの修羅場中の皆さんに向けて、
この1年、原稿の修羅場で、あと締切まで3日しか無いけどもう真っ白だ! とか、入稿直前なんだけど、本当にこれでいいのかわからなくなってきたょぉぉぉぉ!
という、ドツボにハマったときに、毎回毎回、りりあたんを助けてくれた文章を、おすそわけしようと思います。
 ちょっと宗教色が強い文章なので、そういうのに抵抗がある人は読むな。

この文章は、私の16年来ぐらいのネットの友人の暗黒司祭:D氏の教会の礼拝内での説教。

 D氏、最初は、もうそりゃあ女たらしの遊び人だったのに、気がつけばいつのまにか聖職者になって迷える子羊を・・・・・。ってこの人の話を始めると長くなるのでまた今度。
 ちなみに私は耶蘇教の信者でもなんでもなく、布教目的でこの文章を載せるわけではないことをお断りしておきます。

 それでは 某年の聖霊降臨後第21主日 レクイエム の説教をどうぞ。

+ + + + + + + + + +


<前略>
 
聖人は修道院に多いというイメージがあると思いますが、この修道院を護る聖人にアルフォンソという人物がいます。500年ほど前の人です。
 修道院の中でも、序列がありまして、司祭ですとファーザーと呼ばれ指導的な立場になります。一般の信徒が修道院に入りますと、女性ですとシスター、男性ですとブラザーと呼ばれます。
 なにせ500年前のヨーロッパですから、ほとんどの人が母国語の読み書きすら出来ない時代です。このアルフォンソという人物は無学でしたので、ブラザーとして修道院にずっといました。
 彼の仕事は様々な細々としたことでした。ことに彼は修道院の受付に座って、来る人をにこにこと迎えていた。その姿を見て、多くの人は心を打たれていきました。
 
 ところが、そのような人を見ると、どうもおもしろくない、いじわるをしてやろう、というけしからん修道院長がでてきて、アルフォンソに無理難題をふっかけます。

「今度、キミ、礼拝の中で説教をしなさい。しかもそれはギリシャ語でしなさい」

 当時の学問の言葉はラテン語でしたが、新約聖書はそれより古いギリシャ語で書かれていました。ラテン語の読み書きが出来る人は、勉強している人の中にはいましたが、ギリシャ語を読んで書いて話せる人なんて、ほんとごくわずかしかいなかったのです。
 きっとアルフォンソが困って「できません」と言うと思ったのでしょうが、このブラザーは「そうですか」と頷きました。修道院長への服従を示すことによって、神様への服従を示すためです。

 当日がやってきました。何を彼が話すのかと、皆が注目しています。

 ブラザー・アルフォンソは、たった1つ知っているギリシャ語の祈り、「キリエ・エレイソン」という言葉を静かに口にしました。

 「キリエ・エレイソン」とは「主よ、憐れみをお与え下さい」という意味です。これは古くから歌われているギリシャ語のお祈りです。イエス様ご自身が「憐れみをお与え下さい」と神に祈られたことからきている言葉です。
 
 ブラザー・アルフォンソは、ずっと説教のあいだ、「キリエ・エレイソン」と唱え続けたのです。静かな聖堂に、静かな祈りが響きます。そして「アーメン」と行って、説教を終えました。
「神様、憐れみをお与え下さい。神様、私と共に祈って下さい」

 このアルフォンソの祈りというものは、とても素朴で、かつとても深い物です。彼の祈りが、人生が、ここに現れています。
 このような祈りや、あり方は、まさに私たちの「道しるべ」です。人生や信仰の「道しるべ」です。
 私たちはこのような「道しるべ」を人生の中に現わして人々を知っています。私たちが愛して、私たちを愛してくれた様々な人々を思い起こすと、このブラザー・アルフォンソが「キリエ・エレイソン」と祈ったように、彼らの素朴な愛の姿、祈りの姿が浮かび上がるのです。様々な生き方や、様々な死に方や、その先に迎え入れている神様の姿、この「道しるべ」、彼らが仰ぎ見た「十字架こそが私たちが生きるための道しるべ」だということです。
<後略>

 で、この文章の、どこが修羅場を支えるものになっているかっていうと

・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

実はわからん。

はにゃん。


 いや、マジで。

 なんか修羅場以外に読んでも「ふーん」なんですが。
 なぜか原稿が切羽詰まっているときに読むと非常に安心する、というか、エヴァンゲリオンTV版26話のシンジくんみたいになるんですよ。
 僕はここにいていいんだ! おめでとう。おめでとう。ありがとう。みたいな。
 
 と、いうわけで、特にひねったことも、オチもなく、「こんなんに感銘を受けるのはお前だけじゃ!!! 期待して読んだ時間を返せ!!!」 というクレームが来る前に、みたいみなさまの冬コミ原稿が無事入稿されて、本が出来るように勝手に天と地と聖霊の御名にお祈りしておわります。アーメン(ー人-)
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