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ぼっちサークル『Re.set』の活動履歴
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決して忘れていたわけではないんです……
というわけで2年お待たせしました。ホントに出たよ! 続き物の完結編が!!!

【C94新刊】玉音が響いたあとに(下)サンプル | りりあ 

 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=70009015



メロンブックスさんで上下巻セットであつかってもらってます。ぜひ!


 同人誌の続きものって、大概未完で終わったりするわけですが、
上巻を手に取ってくれた人、ひとりひとりに「絶対に続きは出しますんで!」と自分で宣言していた手前…でも、それを言っていた頃とは、体調が一変してしまい、寝込むことも多くなって、もはや本を作ることなんざ不可能や・・・と、コミケに受かってからもボヤボヤしてたんですが。
 まあ、ホントに出来たよ。よかったよ。

ちなみにこのエントリを書くにあたって、上巻のときに書いた紹介エントリをみたら、
『死なないためのローン』とあって
「自殺はしないかもしれないし、病気もしないかもしれない。
だが、死なないけど、日常生活が困難になるケガはするぞ!!!!!!!!!!」

 と、当時の自分に言いたい。言いたい。小一時間ほど説教したい。


 というかそんな御託はおいといて、本編の紹介しろよ!

・・・と、言いたいんですが、どっから紹介したらいいのかわからん。
 だいたい、映画作る人と映画の予告編作る人は別なんや!!!

 うーん、、、、
えっと、上巻では戦争が終わるまで。
 今回の下巻は終戦~昭和35年ぐらいを想定して話作りました。
中巻で
終戦後に艦娘をやめた間宮さんは神戸にある実家に帰ったものの、
実家は焼け野原になっていて、六甲の親族のところに身を寄せていた。
肩身の狭い中で、闇市で、ズルチン(人工甘味料・後に中毒者が多数のため禁止に)入りのお菓子を売って日銭を稼いでしのいで、進駐軍の残飯おじや(タバコの吸い殻入り)をすすっていたときに、
大陸からの復員船が舞鶴に着くことを知る。
 とりあえず舞鶴まで行った『間宮』さんは、副司令官(池田さん、といっていた人です)の姿を探すが見当たらない。
 復員局の建物に出入りする『長門』さんとケッコンした杉本さんを見つけ、副司令がもどってくるまでここではたかせてくれと懇願。
 ついでに『長門』さんのその後を知ってしばらく寝込んでしまう。
(「長門」さんのその後は、上巻にも描いたけど、ご存じの通り、クロスロード作戦にて、

で、大陸にいった副司令官(池田さん)はというと、満州とソ連との国境沿いの小さな村で、『間宮』さんと違い、平和な日々を過ごしていた。
 満蒙開拓少年義勇軍に参加した艤装を背負った少女(第六駆逐隊にそっくりな誰か)と共に国境沿いの警備をしていたが、その年の春頃から不穏な空気が漂っていた。
 『明石』『伊良湖』『大淀』・・・・・・に似た少女が新京に派遣要請が出て送り出した翌日、それは起こった。 
 昭和20年8月9日の夜更けーーー。
 日ソ中立条約を破棄して侵攻してきたソ連軍により、抗戦を強いられる。
 15日。放送で終戦を知ってもなおも攻撃をやめないソ連軍。
 別の隊の司令の指示により、義勇軍の少女を南まで退却させる。
朝鮮との国境付近で、ソ連軍により、拘束、武装解除を受ける。その際、命令に背いた『暁』(に似た少女)は射殺される。
 日本に帰るといわれ、列車に乗せられた先は、シベリアの針葉樹林の森。途中、別方向に列車が動いていることに気がついた『雷』(に似た少女)は隙をみて、列車を降りて逃亡するも、途中で見つかって射殺されてしまう。
 着いた先で、氷点下の雪の中、満足に食料も与えられながら屋外で木を運ぶ強制労働を強いられる。そこで、副司令が倒れてしまう。

 新京で終戦を知った『明石』『伊良湖』『大淀』は、逃れてくる避難民の保護をすることになる。
 その折り、ソ連軍の要求により、『料理』をできる娘をと、言われ『伊良湖』(ににた少女)が行ったものの、帰ってこなかった。
 心配をした『明石』が見に行ったものの、やはり帰らず。
 翌日に、陵辱され、心身ともにボロボロになった『伊良湖』(に似た少女)が玄関先に横たわっており「もうだれも行かせてはだめ」と『大淀』(に似た少女)に忠告する。
 『伊良湖』(に似た少女)の姿をみて、危機感を抱いた『大淀』(に似た少女)は、隠して接収されなかった艤装を担いで、ソ連軍の軍営地に赴く。
 その後、『大淀』(に似た少女)の姿を見たものはいない。

 一方、日本ではーーー。
 原爆症で死んだ弟の遺骨を『ABCC』(原爆障害調査委員会。アメリカの民間団体が設立した、原爆による影響を調査する団体)より引き取った看取った『時雨』(に似た少女)は、南米に移民することに決めて、日本を離れ、『雪風』(に似た少女)は『特別補償艦』として中華民国へ渡ることになっていた。
 また、戦火により孤児となった民間人の少女は『保護団体』が連れて行き、各地の遊郭、RAAへと売られていった。

話をシベリアに戻してーー
 過酷な労働に耐え、また、ソ連からの共産教育を受けた『電』と『響』(に似た少女)はウラジオストクから出る復員船に搭乗する順番を待っていた。
 そこで『響』はソ連側から残留の打診を受ける。悩んだ末、『電』を早急に復員船に搭乗させることを条件に、『響』はソ連に残り、以後、ソ連名を名乗って日本人ということをかくして生きていくことを決意する。
(この後、ソ連に残った『響』(に似た少女)の話は『或るロシア船籍日本艦娘の記録』とかいうスピンオフを書こうと思っておりました)

 復員船に乗って舞鶴に着いた『電』は、聞き取り調査に対し、自らの司令官は雪の中で倒れ、以後、消息不明と答えたーーー。
 と、いう、中巻でやろうと思っていた内容を全部、端折ってできたのが、
 間宮さんと副司令官の話に絞った完結編にあたる下巻です(ぉぃ

 話がどうのこうのとか語この予定していた話は、最初からやろうと思っていましたが、詳細を調べていくうちに挫折・・・というか、結構、というか、かなり精神的にキてしまいました。 
 暗い話ばっかりを考えていたらあかん! と思って、『艦娘とめぐる満州旅行の栞』をつくって、気力を持ち直そうとしたんですが、やはり、それでも、シベリア抑留や、戦後のあれこれとかを調べたり描いてると死にそうになってしまったので、

とりあえず、これは「間宮」さんと「提督(になれなかった)」誰か。の物語や!!!

と、割り切りました。
 さきの話と重複しますが、同人誌の続き物って、続きがでなかったり、完結しないっていうのがザラなので。
 誰も! 待ってなくても! ちゃんと”終わらせた”んだよ!!! えらいでしょ!! 
(ハードルを低くして倒していくスタイル)

 まあまあ ハッピーエンド(当社比)な終わり方をしたと思います。
っていうか、書けなかった戦後のあれこれはともかくとして、
話は超がつくほど自分の性癖ばりばり(エロいシーンは特に性癖ではないけど・・・)なので、はぁはぁしてくれたらうれしいです。


なんか下巻かいてて、これエロいらんかったやろ。。。とか、
自分の画力でなんともならないシーンがあるんだから小説でやれよ、
とか、これ「艦これ」ちゃうやろ・・・なんで満洲やねん
と下巻をつくりながら、というか原稿するためにクリスタを開くたびにおもいましたが、、、

つまりなんというか、
人間、歴史に学んだら、歴史から何も学べてないことに気がつくんだよ!!!!(ズバーン)
ということに気がついた、長い長い同人誌作りの旅でございました。。。

 あ、あと、上巻つくったときのコミケの配置が誕生日席だったんですけど、
こんなピコ手でも、ジャンルブースト、誕席ブーストはある! ってことも分かりました。
 それにだまされてはいけない(戒め)。

 というわけで、まだスプーン 余ってるので、下巻だけほしいーーという方はお気軽にお問い合わせを。上巻だけほしいいという方もお問い合わせを。もしくはコミックZINさんが気長においてくれてるはず・・・です。(なんも連絡ないのであると思う)

ちなみにスプーンなんですけど、思ったよりもしっかりしたスプーンがきて、びっくりしました。自分で発注しといてなんなんですが、「うわっ、やべぇ!!」とかおもいました。

 普通にレストランで出てきそうなスプーンです。大きさはカレー食べれるぐらい。。
 いや、甘味処間宮 なんで、デザートスプーンの方がよかったかなぁと思いますが、
まあまあ、なんであの大きさなのかは、本文読んでください。

 とりあえず、つべこべいわずに本よみたいというかたは、メロンブックスさんがふとっぱらに上巻下巻セットで預かってくれたので、ポチッとして頂けると助かります。(俺もメロンさんも)


よろしくおねがいします。(・o・)
 だいたいサンプルが、ウリにするところと全然違ってるやろ! というのは認める。
 あ、エロシーンは間宮さんといちゃらぶなあなるせくろすと明石さんといちゃらぶななかだしせくろすがあります(身も蓋もない)
 間宮さんのあなるせくろすなエロ本って、貴重やで!!!!(コラ



最後に
ページ数の関係で参考文献リストをのっけられなかったのですが、いっぱいの読んだ参考資料の他に、
 ・舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)
 ・満豪開拓平和祈念館(長野県下伊那郡)
 ・海外移住と文化の交流センター(兵庫県神戸市)
に行って、しつこいぐらい学芸員の方に質問しまくりました。

 特に満蒙開拓平和祈念館と、海外移住と文化の交流センターの学芸員の方には2時間近く話を伺いまして(!) 本当にありがとうございました。
 双方の学芸員の方も「熱心に色々調べてらっしゃるんですね!」とるんるんで腕巻くってお話してくれましたが、まさかそれが2次エロ漫画を描くためとは、最後まで言えませんでした。。。いや、本当、ありがとうございました。
 海外移住と文化の交流センターで聞かせて頂いた話は、本当に1ページしか出てこないのですが、また追々、なんらかの形にしようかと思います。

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