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ぼっちサークル『Re.set』の活動履歴
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と、いうわけで、令嬢アンソロに参加しまして、こんな話をかきました。 
 <あらすじ>
 『千年王国』に住む社長令嬢のレイチェルは、ごくごく庶民のテオバルトに恋してしまう。
 格差に悩みながらも幼い頃からお互いに温めていた恋は、第12学年の終わり、レイチェルの突然の転校により終わりを告げた--はずだった。
 『水晶の夜』に再会した2人は神の祝福だけを受け、『ニュルンベルクの空』以外を探しに新婚旅行にでかける。

……という、わりとどこにでも転がってそうなイチャらぶハートフルストーリーです☆ 
 


 いやあ、もうわかりやすいほどのイチャラブですね!
 サークルRe.set調べによりますと、今まで世にぶちまけた中で一番のハッピーエンドですので、どうか、ご安心してお読みください。
 ……いや、基本的にうちのサークル、イチャラブハッピーエンドしか作ってないので! 
まじでまじで。作ってる本人が言うんだから、そうなんだよ!←

 このお話は、5年ぐらい前にリバースの拳さんにリクエストを頂いてたものを昇華しました。
 本当ッッッに、ありがとうございます!!!!!! このリクエストがなければ! たぶん、書いてないと思います!!!!

 というわけで、以下、ネタバレ満載のあとがき。
 お前の小説なんか読む気はねぇよ。って方は躊躇せずに読んで貰って構わないんですが。
できれば! 
 できれば プロローグ兼第1章にあたる『ポグロムの足音』だけでもいいんで読んでから読んで頂きとうございます。

 『千年王国』『水晶の夜』『ニュルンベルク』『ポグロム』という言葉で、どんな話かわかるわ、オレをなめんな、って方はそのままお通り下さい。ありがとう。


+ + + + + + + + + +


 今回ね、『令嬢アンソロ』ってことで、色々云々うなって、この話を書くまでに3つほどかきましてん。。。

1.ファンタジー世界の 令嬢と、その騎士……になり損ねた流浪人のNTR。
2.ヤクザ令嬢と神父さんが結婚するいちゃらぶ話
3.東ドイツの金持ち令嬢と西ドイツの国境警備兵がピクニックするお話

 1,はファンタジー世界を作るのが苦手なので挫折。
2.は書いたんだけど、あまりに主人公のヤクザ令嬢が動かなさすぎておもんなくて終了
 逆に活躍させるキャラ付けして書いたら、ヤクザ令嬢じゃなくて、単なるヤク中の更生話になってボツ。
3.一番、書いたモノに近い感じになったけど、ピクニックする資料がなさ過ぎて(見つけられなくて)終了。

 というわけで、123を混ぜて1時間ばかし寝かせて、フライパンで焼いてできあがったのが、『金持ちユダヤ人令嬢』と『一般ドイツ国民』の話。。。
領主の令嬢と騎士から、だいぶ離れたな、おい。
 東ドイツに関しては、それ系クラスタの人たちを納得できるような背景が書けるか、っていうと、ちょっと難しかった。(ソレ系クラスタが読むとはおもえないけどw)
 伝聞でしかしらないであろう第二次世界大戦中のホロコーストなら、わからないところを妄想で作り上げても大丈夫やな・・・と(コラ)

 そんな多くを語らなくても、義務教育を受けたなら、どの時代のどこが舞台かっていうのが、すぐにわかるパワーワードですわ Heil Hitler! 
 ヒトラーおじさんすげぇ。

 実際の地名を出してしまうと、すんごく生々しくてキツくなってしまったので、できる限りぼやかしました。
 でもニュルンベルク法は『ニュルンベルク』以外の言い方が思いつかなかったので、ばっちりそのまま出してます。
 実際の舞台はニュルンベルクにしたか、っていうと……じつはドイツに行ったこと無いのでw
どこも想定してません← 
 まあ首都ではなく、ドイツの南の東側の比較的大きな都市ってことで、ひとつ。

 わかりにくいと思うのが黒い森の峰から抜ける国のことだと思います。
 これフランスじゃなくてスイスを想定してます。
 亡命ルートを考えていたときに、スイス政府から依頼をうけた国境沿いの村人がユダヤ人亡命を助けてたって話があることを初めて知って、採用しました。キミに決めたッ!
 ……まあ戦時中のスイスの所業については本筋の話と外れるのでおいときましょうw 
 ほんとはフランスあたりに逃げるとドラマチック? と思ったんですが、調べると当時のドイツーフランス国境付近は、国境はさんだフランス側もユダヤ人ヘイトが多いところだったぽいので、難しい感じでした。
 反ユダヤな雰囲気って首都ではなくドイツの中央よりやや西側で多かったみたいです。意外。
 
 みなさんご存じな(?)リトアニアで日本の通過ビザもらってアメリカにーというルートは、最初に主人公の家族がポーランドに抜けようと思って失敗してるから外しました。
 野郎と亡命しようとする時点で、パスポートと身分証の取り上げを食らってるので、列車使うルートではどうしても無理があるなぁぁぁと思いましてん。(当時は列車や街のトラムに乗るのにも身分証が必要だった)
 でも、なんで主人公が出戻りして家を借りれたか。。。っていうのは、審査がズブズブな大家がいた、っていうご都合主義か、「郵便局の身分証明書」という公的だけど効力の無い身分証明書(住所登録みたいなものなのだろうか??)があったってことで、ご納得いただけるとありがたい。

 って、フィクションだからなんでもいいんだよ!!!!!!!!

 ドイツを追われたユダヤ人の亡命ルートを記述してる資料が見つからなかったので、ここ、考えるのめっちゃ苦労しました。。。。ばた。
 

 18禁のエロだし……ってことで、さくっっと読める短編にする予定だったんです、が。

 いざ、書いてみると、どこで「俺たちの戦いは-!」と終わろうにも、モサドさんに殺されそうで……。
 っていうか、ハッピーエンドにするならどこでぶち切っても綺麗すぎてあかんなと思ったんすよ。
 短編にして「亡命して幸せに暮らしました」でもよかったんですが、「一般人が亡命した=即幸せ」に結びつけるのって、それはそれで、ちょっと違うやろと。
 着の身着のまま亡命してって、言葉も文化も、知り合いのおらんところに言って、幸せに暮らしました、めでたしめでたし、って、「その幸せになる過程が亡命と同じぐらい苦労しとるやんけ!」と、自分の中の警察が……。
 というわけで、結構長くなりました。スイマセン。エロシーンは飛ばしてくれておkっす。

 1人称で書きだして、詰んで3人称で書いてみたんですが、どーーーーーーーしても、どーーーーーーーしても、視点が野郎で、女のコを愛でるような話になってしまいまして。
 最初はそれに気がつかず、うううん、なんか違うなぁ~~と思いながら書いてたんですけど、

エピローグまで書いてやっと気がついた!!!
 
 エピローグで、その後、生き残った野郎の話を書てたんですが、
ベルリン市街地戦で「アカは死ねぇぇぇぇぇぇ!」とか叫んでマシンガンぶっ放してたり、戦車下に潜って爆弾仕掛けたりするシーンを書いてるときに、
 あ……これ絶対女性向けじゃないわ。ちゃうわ。 と、悟りました。

女性向けって、女主人公のことをヒロイン お相手役の野郎をヒーロー っていうんですよ。
 
 ヒーローは「アカは死ね」っていわんし「ロスケを殺す」とも叫ばんわ……。

 むしろ、このシーン書かなかったら、違和感に気がつかないところだったぜ!☆

 でもせっかく書いたしー というわけで、色々やって、話は俺ら向けだけど、ギリギリ女性向けと言い張ってもええやろ。。。って感じにはなったのではないでしょうか。あかん? むり? 


 ラストに関しては、、、当初の予定通りなんだけど、すごく悩みに悩んで、今もどっちが正解なのかわかりません。。。
 おじいさんのはなしだけで終わる方がいいのか、その後、現代の話にしてもよかったのか。
『女性向け』という観点からしたら、前者で終わる方が良かったんかなぁ~~。

それまでの話が、割と忠実な(?)リアルで書いてしまったので、ここだけファンタジー・SF・スピリチュアルで、
  ∧_∧
⊂(#・д・)
 /  ノ∪
 し―J|∥
     人ペシッ!!
     __
     \ \
       ̄ ̄
になるかと思います。(だから悩んだ)
 まあ、俺ら90年~00年代前半のエロゲスキーなので、この話のトゥルーエンドを考えたら、こうなりますよねぇ~~。
 ってことでひとつ。このへんは素直に感想を聞かせて欲しい次第です。最後まで読む人がいてたらな!←

さて、今回の参考資料リスト
 自国の植民地のことより、同盟国の虐殺のことの方が調べやすかったわ・・・

ヒトラーの国民国家

 ヒトラーが国民を守るためにやった所業が書かれている本。ユダヤ人から巻き上げたものを国民に還元することで暮らしが守られる様がかいてあるよ!
 ユダヤ人から家財を没収して、それを国民に分配する作業をユダヤ人やらせるとか、どんなけ鬼やねんとは思いました。

隣人ヒトラー: あるユダヤ人少年の回想
    </
 今回、無茶苦茶参考にした本。むしろこれの二次創作では。。。(ry
ミュンヘンのヒトラーの家の向かいに住んでたユダヤ人少年の回顧録。
 幸せな生活が徐々に崩壊していく様がアリアリと書かれてます。おすすめ。

第三帝国とヒトラー(地図で読む世界の歴史) 
 
 変な資料を漁るぐらいなら、まずはコレを読め! ってぐらい、当時のドイツの動き、情勢が丁寧に解説されてます。歴史ヲタにも地理ヲタもニッコリ。
 表紙が格好良すぎるので、ライトな感じがするかもしれませんが、中身ガチです。ほんと。
2000年発行の本なのですが、2015年に新装版が出てるので入手は楽。
 ちなみに、第三帝国関連の書物、2000年と2015年に割といっぱい出てたり、過去の復刻とかしてたりするんで、なんでなんかなぁぁぁぁと思ったら、
『帰ってきたヒトラー』の映画が2015年公開だったからじゃないかと勝手に推論。
(2000年あたりはドイツで右派が強くなったあたりじゃなかったかと)
 風がふけば桶屋が儲かります。

 
生きのびる クラクフとユダヤ人 
 

 児童向け図書ですけどいいですか?! と貸し出しカウンターで言われたけど、全然児童向けじゃなかったよ!
 ポーランドのクラクフのユダヤ人ゲットーにいてた人々の聞き取り話。
 他の本でみたことのなかった珍しいことや、すんごい興味深いことが書いたはずなのに、おぼえてることといえば、巻頭カラーの今のクラクフの写真が、自分が行ったときと同じで、旅行のことを思い出してしまい。
 クラクフ駅で客引きのにーちゃんに「駅に近い宿だ! 5分だ!」と言われたのが「タクシーで5分」でクソ遠く、ドミトリー宿だったけど「同じ国の人の部屋よ!」と中国人の団体客の部屋に詰込まれ。
 2泊するっていってたのに、2泊目の夜中の11時に帰ってきたら、荷物を全部勝手にまとめられてて「団体客来たから、お前、別の宿に移れ」と放り出されたあの時のことを思い出してしまい、頭に血が上って、高血圧に。
(しかもよく考えたら宿代返してもらってへんかったんちゃうんかアレ)
 次、戦争することがあったらあの宿をいの一番に襲撃しようと、改めて誓いを立てました。
世界平和はほど遠い…。
 
ゲットー脱出 あるユダヤ人の生還 

読んでて吐きそうになった本。
 クラコフのユダヤ人ゲットーにいた人の自叙伝なんだけど、もうすさまじい。
家を追い出されて、ここに住まざるをえなくなったけど、人口は過密。疫病(チフス)は流行ってその辺で人が死んでない日はなかったとか、ゴミの収集がこないからずっとゴミだめ。じゃがいもひとつを得るのに女の人は売春を。ゲットーの向こう側へ子供が食糧を調達(盗み)にいって路上で闇市。ゲットーの外で警察に捕まったら殴る蹴るの暴行…
 最終的にこの人はゲットーから逃亡するんだけど、まあ、すさまじくて。
 艦これでシベリア抑留の話を書いてた時と同じく「この題材、俺ごときが書いたらあかんかったかも……」としばらく寝込みました。
写真で見るヒトラー政権下の人びとと日常

 これも超参考になった本っす。
 人々の生活にスポットをあててて紹介してくれてる。写真も多いし解説もわかりやすい。おすすめー。

普通の人びと ホロコーストと第101警察予備大隊
 本文の参考にはなってないんですが、普通のオッサンらが召集されて、ホロコーストで人を殺しまくった背景について、たんたんと説明してます。目が淀みます。

こんなもんかなぁ。。。他にも『地球の歩き方 ドイツ』とかホロコースト関連の書物を読みました。
あと聖書も←
 ユダヤ教に関しての部分は、今回そこまで手がまわらなかったので、自分の持ってた知識をグーグル先生で再確認したので、ちゃんとした資料を読めていません。いろいろ間違ってたらスイマセン。詳しい人は優しく教えて下さい。もしくはこれが参考になるよ! と教えて下さい。たのんます。
 ちなみに、本文中に出てきたコマ『ドレイドル』は、Googleで遊べます! これマメな。

旧約聖書からの引用(だってユダヤ人のことだしね。。)
は、メインは口語訳をざっと読んで本文の内容に即したモノを選んだつもりですが、解釈違いだけどまあまあそのまま読めば本文の内容に近いよね、、、と妥協したやつもあります←
「おめーの解釈違げぇだよ!」とか、こっちの方がいいとかありましたら、コソッと教えて下さい。コソッ
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